スマホできれいに写真を取る方法 |まず3つのこと

115月 - による usharp - 0 - blog how to インターネットでの販促

Q.『スマホやタブレットのカメラで宇井さんみたいに撮れないですか?』

A.「カメラの性能が良いのできれいに撮影できるだけです」

私には作家的なセンスはありません。販促のコンサルティングや指導およびツール制作が専門なので、それに使える写真撮影のやり方をしています。ご指導もさせていただいています。小規模な飲食店やグッズ販売店などのブログやリーフレットなどにはスマートフォンのカメラで十分対応できるケースもあると感じています。

以前、クライアント様の知り合いのお花屋さんから
「ブログやカタログの写真がきれいに撮影できない」
とのご相談をいただきました。
以下、テクニカル系的なことは書きません。専門家からはつっこまれそうですが超ビギナーさま向けに書いてみます。

以下の3つをやってみるだけでもかなり改善されるはずです。

  1. 拡大は絶対しない
  2. 屋外(太陽光)で撮影する
  3. ストロボは使用しない

です。

まず

1.拡大は絶対しない

庭に咲いていたつつじを撮ってみました。できるだけ被写体にカメラを近づけて撮影しましょう。

拡大はせず、できるだけ被写体に近づいて撮りました。
拡大はせず、できるだけ被写体に近づいて撮りました。
なるべく同じ構図でカメラでズームアップして撮影
なるべく同じ構図でカメラでズームアップして撮影

どうですか?花びらの輪郭や水滴、細かい毛など明らかに違いますね。デジタルズーム拡大すると色調と画角も変わりますね。

次に部屋にあるものでギターのヘッド部分のロゴを撮ってみます。

拡大はせず、できるだけ被写体に近づいて撮りました。
拡大はせず、できるだけ被写体に近づいて撮りました。
なるべく同じ構図でカメラでズームアップして撮影
なるべく同じ構図でカメラでズームアップして撮影

こちらも明らかに弦やロゴマークの描写の違いが明らかにでています。

次に

2.屋外(太陽光)で撮影する

ただし日向は避けて明るい影の場所で撮るのがコツ。明るい曇がベスト。
販売や営業の場合は被写体の形を伝えることが優先ですので、直射日光で極端に明るい場所とその影で極端に暗い場所ができてしまっては魅力的な商品も台無しです。

建物の影に入れて撮影。花びらが柔らかく優しい感じです。全体の形もよくわかります。
建物の影に入れて撮影。花びらが柔らかく優しい感じです。全体の形もよくわかります。
同時刻、太陽光直撃で撮影。花びらに影ができています。
同時刻、太陽光直撃で撮影。花びらに影ができています。

そして

3.ストロボは使用しない

スマートフォンのストロボは真正面から発光します。どうしてもベッタリした写真になってしまいますね(飲み屋でピースしているスナップ写真には臨場感が出ていいでしょうけど)。撮影スタジオなどは正面からのみ当てることはほぼなく、横からや上、時には下からストロボを当てて立体感を出しているのです。

ストロボ発光で撮影。手前が明るく背景に影が落ちて暗くなります。
ストロボ発光で撮影。手前が明るく背景に影が落ちて暗くなります。
ストロボオフで撮影。なるべく明るい場所で撮りましょう。
ストロボオフで撮影。なるべく明るい場所で撮りましょう。

今回はAppleのiPhone SEというスマホを使用しました。ご参考になれば嬉しいです。