小さな販促活動のすすめVol.2
同タイトルの続きです。今回はSNSへの投稿についてです。
販促広報活動でSNSを使う場合はご自分の投稿(お店)を全く知らない人のフィードやおすすめアカウントに表示させることを最優先に考えましょう。
SNSで新規見込み客にみつけてもらうには
SNSではハッシュタグをうまく使いましょう。
ちなみに最近では検索することを”ググる”より”タグる”と言う人もいるくらいです。SNSの広報活動はハッシュタグの使い方が全てと言ってもいいかもしれません。
具体例(タグってみよう)
以下のハッシュタグをTwitterやFacebookで検索してみてください。
例)「#ケーキ」「#一乗寺」
検索結果に表示された投稿には「#ケーキ #一乗寺」などのハッシュタグが入ってるのが確認できると思います。これは、ハッシュタグをつけることにより同じ話題を投稿している人を見つけて情報を共有しやすくなっているということです。
※TwitterもFacebookともに検索結果のスクリーンショットの転載は規約違反になりますので掲載しません。ご自身でご確認ください。
※Instagramは複数のハッシュタグは同時検索できないようです。一つずつ確認してみてください。
ハッシュタグの書き方(超かんたん)
ハッシュタグの記述の仕方は以下のとおり。
”#”←ハッシュのあとにキーワードを書きます。そして必ず言葉のあとには半角スペースを入れます。
例)#パン #バゲット #baguette #〇〇駅
以下間違った使い方です。ご注意を!
- 投稿のセンテンスごとにハッシュをつけている 例)(誤)#〇〇駅近くのパン屋〇〇です。#毎日7時から焼き立てパンをだしています。
- 単語の間にスペースが入っている 例)(誤)#me too →(正)#metoo
- ハッシュ”#”ではなく音楽記号の”♯”シャープをつかっている。別物です。
商圏のターゲットに訴求するには
もし、あなたがパン屋さんで自身のお店をSNSで情報発信したい場合は必ず #パン #baguette #〇〇駅 #天然酵母 …などターゲット層と情報共有可能なハッシュタグを投稿に記載します。
例えば、”パン”という言葉は話題にしている人が多くハッシュ化して”#パン”とすると、検索者のフィードに自身の投稿も表示される可能性が高くなります。しかし、これでは全国・全世界の”#パン” というハッシュタグを使っている投稿が表示されてしまいます。漠然としすぎて現実的ではないです。お客様には来店していただかないと意味がありませんね。
そこでターゲットに訴求するために場所(=商圏)を限定するための言葉をハッシュタグで記述します。
#京都 #一乗寺 #伏見 #〇〇駅 などです。
「商材」と「場所」、この2つの要素をハッシュ化することでかなり明確にターゲットを絞り込めます。まだ店舗名が浸透していない場合は店舗名のハッシュ化はすぐには効かない場合が多いです。お客様が話題にしてくれたりしてだんだんと浸透していくのです。根気よく投稿ごとに店舗名をハッシュ化して記述していくのもいいです。
プロフィールページへのアクセスがどれくらいあるのか確認
「いいね!」はたくさんもらったほうがうれしいですね。自分の投稿がいろんな人に認められている気がします。ただ、だいじなのは多数の「いいね!」をどれだけ売上につなげられるかです。
ひとつ前の投稿にも書きましたがSNSというものは逆営業される場合が多いのです。
具体的な例としてInstagramで2つ見つけましたよ。
https://www.instagram.com/bonsaoto/
https://www.instagram.com/akihiro3735/
おそらくネットでの集客を専門にされる業者さん(?)だとおもいます。アカウントは別物ですが同一業者さんでしょう。同時に同じ投稿に「いいね!」してフォローしてきました(もっとうまくやればいいのに笑)。このようなアカウントに「いいね!」やフォローされても全く売上につながりません。
それよりも「プロフィールページ」へのアクセス数を重視します
上はInstagramの例です(※お手伝いしているクライアント様のものです。掲載許可頂いています)。興味をもったユーザーは必ずと言っていいいほどあなたのプロフィールページを見にきます。自社のホームページがある場合は必ずSNSのプロフィールページに明記しましょう。そこから自社ホームページに来てもらい、さらにその何割かがお客様となることが販促活動のおおまかな流れです。
ネット上だけで完結する「いいね!」やフォロワーの数だけにこだわりすぎることは、本来の目的である新規顧客獲得という目的をを忘れてしまいがちになります。インターネットは営業車や看板などとおなじ販促ツールなのです。小さい数字でも確実に新規顧客になってもらうほうがだいじですね。
余談ですが「いいね!」や「フォロワー」はお金で購入できます(規約違反の場合が多いですが…)。リアル店舗の場合はインターネット上でいくら数字を大きくして威嚇しても、実際の売上に反映することは少ないと思います。それよりも、確実に「新規顧客確保」→「リピーターを増やす」という本来の流れを作ることを考えましょう。
今回はこれまで。次回はGoogleマイビジネスについて書いてみます。